アイスランド旅行の中で私がいちばんのお気に入りになった場所は、フーサヴィークという北の町です。
フーサヴィーク Husavik
北アイスランドでは、北部最大の都会(人口は2万程度らしいです)アークレイリに宿をとっていて、その町からバスで日帰りで行ける町ということでヒットしたのがフーサヴィークでした。
フーサヴィークは、ホエールウォッチングができる町ということでガイドに載っています。
あいにく当地へ向かった日は波が高くホエールウォッチの船に乗る気にはならない天候でした。
それで、町の観光マップのような看板を見ていたらピクニックコースのような道が書かれていることに気づきました。
お日様が見えているしピクニックいいかもしれない、と思い立ち、町のパン屋さんでパンを買い、お水を水筒に入れてもらってピクニックに出発することにしました。
フーサヴィークのピクニックコース
入口あたりの小川のきれいさに一気に心を鷲づかまれ、テンションがあがり意気揚々と歩いていきます。
すこし小高い場所にきたときの眺めです。
アイスランドはたびたびの火山の噴火にさらされている土地で、背の高い木は自然の状態ではないそうです。あるものは植樹されたものだそうです。
ということで、このピクニックコースでは高い木にさえぎられることなく周囲の景色が見渡せます。
このような低木や、ベリーがなっている草などが一面に生えている丘が広がっています。
どんどん歩いて行っても、人っ子一人出会うことがありません。
クマやオオカミなどの猛獣はいない、ということで、とても気持ちが自由な状態で自然の中でただ一人。
あまりに小川がきれいだったから橋の上でヨガのポーズをとったりしていたら、どうしたわけかカメラを小川の中に落としてしまいました_| ̄|〇
なんとか水没カメラを引き上げ少し歩いて進みましたが、すっかりウキウキ気分から現実に引き戻されてしまっていて、途中でコースを引きかえしてきました。
ずっと自分がどこにいるのか不明な状態で歩いていて、戻ってきてから地図で探すために手がかりにしようと上の写真を撮っておきました。
わたしが行ったあの道はどこだったのか。「VATNSVEITAHUSAVIKUR」を見つけることもできませんでした。ナゾが残っています。
知りたい気はあるけれど、このままわからなかったとしても、あの人っ子一人出会わなかった気持ちの良い空間はひょっとしてこの世ではなかったのかしら、なんて、想像してみるのも楽しくていいなと思っています。