当日の本当の目的地はランス Reims で、そこでツール・ド・フランス第6ステージのゴールを見る予定です。
宿をとるにあたり、どうせなら農家ホテルなど面白そうなところに泊まりたいと思っていた矢先に見つけたのがシャンパン・メゾン経営の民宿でした。
私はいままでワインを飲めば頭が痛くなることが多いし、シャンパンを飲んでもそんなにおいしいと感じることもなく過ごしてきました。
しかしシャンパンをおいしそうにゴクゴク飲む人たちは周りにいます。うらやましい。
シャンパンの本場で飲んでみておいしいと感じなければ、これからの人生、疑問を持ちながらシャンパンを飲むことを続けずに済む、という意気込みでシャンパンに挑むことにしました。
シャンパーニュ地方のガイドブックを探していて見つけた「シャンパーニュ メゾン訪問完全ガイド」という本にはシャンパン・メゾンがたくさん掲載されていて、その説明文の中に民宿を併設していると書かれているメゾン数軒にメールを送り、返信がきたのが一軒だけでした。
それがアイ Ay 村 Roger Brun というメゾンが併設している「Le Logis des Pressureurs」というシャンブルドット(B&B、朝食付き民宿)で、一泊朝食付きシャンパンの試飲付きで一部屋60ユーロ。2人で9000円くらい。安い!
Le Logis des Pressureurs
当主のPhilippeさんと奥さんが迎えてくれます。
日中に到着したときはフィリップさんは100km離れたところまでおいしいバターを探しにいっていた!ため留守にされていて、奥さんが迎えてくれました。
部屋は4~5部屋でしょうか、チェックイン時間前でしたが快く部屋に通してくれて、それも2人用の部屋のチェックアウトが終わっていなかったから4人用の部屋に通してくれました。なんと太っ腹な。
一度外に出かけて夜に宿に戻ってきたら、一階の食堂でちょうどほかの宿泊客がシャンパンの試飲をしていたので合流しました。
ロジェ・ブリュン Roger Brun でつくられているシャンパン数種類を、フィリップさんから説明を受けながら飲みます。
最初は一番ベーシックで軽めのものから。
Brut – RESERVE Classic
・・・うまい!!
二番目はグラン・クリュで、最初のものより年を経ているもの。
Cuvee des Sires Grand Cru 2008
・・・めちゃめちゃうまい!!
三番目はそれより年を経ているヴィンテージのもの。
Resdrve Familiale – Grand Cru – 2000
・・・これはあまり酒のみではないわたしにはへヴィかも。
四番目はロゼ。
Rose Romance
・・・さっぱりしてうまい!!
ということで、普段はワイングラス1杯が関の山なのに、4杯も飲んでしまいました。
シャンパンはおいしいんですね、身を持って理解いたしました。
「試飲」なんていうと小さなグラスにちょこっとだけというイメージでいたんですが、ちゃんと普通サイズのグラスにたっぷりと注がれます。
同じくツール・ド・フランス観戦に来ていたイギリス人のご夫婦は、チーズやポテチなどおつまみ持参で晩御飯を済ませていました。なかなかいい手です。
結構飲んでしまっても、宿はすぐ二階。部屋に帰ってベットに倒れこみました。
翌朝、朝食はパン2種類、季節の果物、オレンジジュースやコーヒー、ジャムやヌテラ、レバーパテ、パテ・ド・カンパーニュなど。
グルメなフィリップさんの選んだ朝食だけあって、どれも本当においしかったです。
チェックアウト時にすごくおいしかった二番目に飲んだシャンパンを購入しました。
宿泊者には一般より安めに設定した金額で分けてもらえるみたいですよ(今あらためて価格表を見比べてびっくりした)。ただ、日本に持ち帰られるお酒は3本までだそうなので買いすぎ注意です。
Roger Brun
http://www.champagne-roger-brun.com/champagnes/
残念ながらFlashでできているので iPhoneなどからは見られません。見られる環境からどうぞ。写真がきれいです。
うらやましい〜!そんなにシャンパンが美味しくて、しかも試飲し放題とは夢のような宿ですわね。行ってみたいなぁ。
行くけ?行くなら付き合うよ!