会津若松の名物、田楽
会津若松で田楽を食べる前までは、お湯で温めたこんにゃくやちくわにたらーっとした甘い味噌をかけた海の家で出てくるようなものが田楽でした。
会津の田楽はそういうものからは一線を画していて、すごく渋いです。
中でも地元の方に勧められて行ったお秀茶屋は、春夏秋冬、いろりで焼いています。
いざ、お秀茶屋へ
今回は朝ご飯を食べずに10時の開店めがけて行ってみました。
バスは会津バス、「あかべえ」か「はいからさん」に乗ります。
町中周遊バス - 会津バス
https://www.aizubus.com/rosen/machinaka-shuyu
市内からバスで20分くらいでしょうか。30分に一本走っているバスに乗り、奴老ヶ前というバス停で下車して進行方向に少し歩くとお店があります。
お昼時に行くと地元の人や観光客で行列しているのに、お客はわたしたちだけでした。好きな場所に座り、窓の外の風景を見ながらのんびりすごしました。
田楽一人前はもち二串、厚揚げ二串、ニシンとこんにゃくが一串ずつ。
炭の香りがする熱々の田楽は、ボリュームがあるように見えますがペロリと一人で一皿は余裕で食べられます。
会津では料理に身欠きにしんをよく使うようです。田楽の他にも身欠きにしんの山椒漬けが名物です。
会津と北海道
わたしは北海道が地元で、地元料理でも身欠きにしんはよく使われていたので懐かしく思い出しました。
鶴ヶ城での展示物の説明を読み、会津と北海道、浅からぬ縁があることを知りました。
戊辰戦争の末、会津から北海道の瀬棚や余市へ入植された方々がおられたということ。
余市に入植された方々の多くがニッカウヰスキーの前身、大日本果汁株式会社の創設時に関わっていたそうです。